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2025.7.4

みつばモビリティ、病院間送迎を効率化するオンデマンド送迎サービスを開始
~AIシステムで患者様の移動をスムーズに、地域医療の利便性向上を目指す~

みつばモビリティ株式会社は、大阪府済生会泉尾病院で、患者様の診療予約に応じた送迎計画をAIが算出するオンデマンド送迎サービスを開始しました。本サービスは、資本業務提携先の株式会社REAのクラウド型AI乗合配車システムを活用し、泉尾病院と連携する病院間の送迎をスムーズにすることで、医療機関の連携強化と患者様の利便性向上を目指します。

 

 

背景:地域医療の課題とAIを活用した新たな送迎サービス

泉尾病院は、地域医療の中核として地域のクリニックや医院等の連携病院から紹介患者を受け入れ、専門的な治療や高度な検査・手術等を行っています。一方で、紹介患者の通院負担や診療枠の有効活用が課題となっていました。

この課題を解決するため、みつばモビリティは、REAのクラウド型AI乗合配車システムを活用したオンデマンド送迎サービスを提供します。連携病院からの診療予約と送迎依頼を受けてAIがリアルタイムで最適な送迎ルートを作成することで、患者様の通院の利便性を向上させるとともに、医療機関間の連携強化と診療枠の有効活用を実現します。

 

サービス概要

本サービスでは、連携病院からの診療予約に応じて、AIが最適な送迎計画を作成します。
エリア:大阪市大正区及び近隣区
発着場所:泉尾病院の連携病院

 

<迎車予約の流れ>

1.連携病院が泉尾病院へ診療予約と送迎依頼を電話で連絡

2.泉尾病院が依頼内容をシステムに登録

3..AIが最適なルートと発着時間を算出

4.ドライバーのタブレットに運行指示を送信

5.患者様を連携病院から泉尾病院へ最適なルートで送迎

 

診療後は、患者様を連携病院や自宅近くの連携病院まで送迎することが可能です。

 

期待される効果

本サービスにより、連携病院と泉尾病院の連携が強化され、地域医療機会の最大化が期待されます。また、効率的な配車が実現することで、車両や燃料費の削減、CO2排出量の削減といった環境負荷軽減も期待されます。

さらに、高齢者や一人での通院が難しい患者様の負担軽減にもつながり、安心して医療を受けられる環境が整います。

 

今後の展望

みつばモビリティは、今後も地域医療で課題を抱える医療機関に向けたソリューションの提供を進めてまいります。今回の事例を活かし、医療分野に限らず移動に課題を抱えるさまざまな分野で利便性・効率性の向上を図り、誰もが安心して移動できる社会の実現を目指します。

 

※コミュニティバス・オンデマンドバス・公共ライドシェアの実証実験や長期運行にご興味のある自治体様・企業様は、ぜひお問合せください。

 

<本件に関するお客様からのお問い合わせ先>

株式会社みつばモビリティ 事業開発課 
担当:佐藤
TEL:03-3457-1101
お問い合わせフォーム:https://www.mitsuba-c.jp/contact-others/

 

みつばモビリティの実績

みつばモビリティは、年間1000台以上の車両運行管理実績を持つ運行管理会社として、30年以上にわたり、全国の病院や学校などの送迎を担ってきました。近年では、自動運転車両やオンデマンドバスの実証実験にも積極的に参画しています。
2024年度は全国18自治体で実施されたモビリティ実証実験に参画しました。

詳細はこちらの記事をご覧ください。

https://www.mitsuba-c.jp/20250304/